放課後等デイサービスの基本

2021年6月23日


放課後等デイサービス施設の利用を考え始めた方向け!放課後等デイサービス施設についての様々な基礎知識をまとめていこうと思います。
今回は【活動内容・利用可能年齢・料金】などについて簡単にご説明していこうと思います。

放課後等デイの活動内容


名前の通り、放課後や学校がお休みの日、長期休暇の際に子供を預かってくれる放課後等デイサービス。一般の学童のような活動内容を想像すると思いますが、おおむねその想像通りの活動を行っています。
学校の宿題や施設の教材などでの学習時間、外遊びや運動、子供同士で自由に遊ぶ時間などを時間で分けて行い、時間になったら施設から自宅まで送るのが、ほとんどの施設での一日の流れです。
一般的な放課後学童クラブ等と違うのは、放課後等デイサービスは発達に特性のある子供たちの療育の場であること。全員が全く同じプログラムを行うのではなく、個別支援計画に基づき子供一人一人に合ったプログラムが組まれます。

何歳まで利用できる?

放課後等デイサービスは受給者証や手帳を持っている6歳から18歳までの子供が利用可能。6~18歳までの就学児童なので、小学1年生から高校3年生まで放課後等デイサービスに通うことができます。
ですが特例として20歳までの利用が可能な場合もあります。児童福祉法では、引き続きその福祉サービスを受け続けないとその福祉を損なう恐れがあると判断された場合、満20歳になるまで放課後等デイサービスを利用することができると定められています。

料金について

放課後等デイサービスは、自治体から発行される受給者証を持っていることで利用することのできる福祉サービス施設です。なので、受給者証を持っていることで自治体が利用料金の9割を負担してくれます。実質の自己負担額は1割で済むようになっているということですね。
更に、世帯収入によって月額の上限金額が変わってきます。世帯収入が280万円/年以下の世帯の場合月額上限は0円、890万円/年以下の場合は4,600円、それ以上の場合は37,200円の月額上限で施設を利用することができます。
また、放課後のためおやつの時間を設けている施設がほとんどです。施設で出されるおやつ代は、月額とは別途請求される場合が多いです。施設においてあるおもちゃ等以外に特別な教材などを使う場合もあります。そういった教材費もかかってくる場合があるので、事前に施設に確認しておくことをオススメします。